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2017.4.16 06:33/ Jun

新刊「人材開発研究大全」で人材開発研究の最前線にともに立ちませんか?:新刊発売のお知らせ

 採用、面接、大学生活 インターンシップ 経験学習
 トランジション 経験学習 エンゲージメント 社会化 
 新人研修 ゲーム学習 中途採用 外国人従業員 OJT
 経営理念、降格人事、リーダーシップ開発 初期キャリア
 女性活躍推進 育児復帰 管理職開発 越境学習
 教員育成 専門性発達 リフレクション メンタリング
 校長のリーダーシップ 看護師育成 医療従事者 公務員
  
 約900ページの人材開発研究「人材開発研究大全」がいよいよ、東京大学出版会から発刊となりました。みなさま、新刊「人材開発研究大全」を読んで、人材開発研究の最前線にともに立ちませんか? 「その先」の人材開発をつくりませんか?
  

人材開発研究大全(東京大学出版会):AMAZONでの注文はこちら!
http://amzn.to/2ojyUpn
   
 余すところなく、一冊で人材開発研究の世界を「まるかじり」することができる一冊です。
 編者は中原がつとめておりますが、本書の企画に賛同をいただき、玉稿を賜りました著者の皆様に、まずは心より感謝いたします。3年越しの企画が、ついにかたちになりました。長らくお待たせいたしました。
 東京大学出版会編集者の木村素明さん、営業をご担当いただいた角田光隆さんにも心より感謝いたします。題字は長野竹軒先生、装丁は間村俊一先生にご担当いただきました。こちらも心より感謝いたします。
  
 題字は、書籍を広げてみると、こんな風にかかれています。
 すごい迫力ですね!
  

人材開発研究大全(東京大学出版会):AMAZONでの注文はこちら!
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 本書は、人材開発の研究者はもちろんのこと、信頼性のある人材開発を届けようとする多くの心ある実務家の皆様に、ぜひお読みいただきたく思います。
  
 900ページという大著ゆえに、価格がどうしても高価格になってしまったことは、どうか、お許しいただきたいのですが、しかしながら、ここには人材開発研究の最前線があると自負できます。
  
 内容はすべてがあります。
  
 採用研究の最前線ありーの。

  
 リーダーシップ開発研究の最前線ありーの。

  
 リフレクション研究の最前線ありーの、といった具合に。

  
 ただね・・・おひとりで900ページをお読みになるのもお辛いでしょう(笑)。
 勉強会などで皆さんで一章一章、購読いただき、味わっていただけることもよいかと思います。
 実務家の方々は、それぞれの章をお読みいただき、その後に「実務にどのように利用・応用できるか」を考えていただくと面白い読み方ができるかもしれません。
 
 なお、勉強会や研究会などで「複数冊数を一括注文いただける場合に限り」、東京大学出版会・編集者の木村素明さんに直接ご連絡いただければ、様々な【ケア】をなさってくれるとのことです。【ケア】の内容は、直接、木村さんにご連絡をお願いいたします。
 なにせ、一冊900ページで、重いですしね。どうぞよろしくお願いいたします。木村素明(きむらもとあき)さんのメールアドレスは、下記の通りです。
  
 mkimura あっとまーく utp.or.jp
 あっとまーくの部分を「@」にかえてください。
  
 人材開発研究大全の目次は下記となります。
  
【主要目次】
第1部 組織参入前の人材開発
 第1章 採用(服部泰宏)
 第2章 採用面接(今城志保)
 第3章 企業の視点からみた「大学時代の経験の効果」(舘野泰一/中原淳)
 第4章 学校から仕事へのトランジション(溝上慎一/保田江美)
 第5章 大学生のリーダーシップ開発(舘野泰一)
 第6章 エンゲージメントを高める大学授業(中澤明子)
 第7章 インターンシップによるキャリア育成の効果(見舘好隆)
 第8章 入社後の初期キャリアに対する就職活動の影響(高崎美佐)
  
第2部 組織参入後の人材開発
 第9章 組織社会化研究の展望と日本型組織社会化(尾形真実哉)
 第10章 OJTとマネジャーによる育成行動(松尾睦)
 第11章 OJTと社会化エージェント(関根雅泰/中原淳)
 第12章 OJT指導員の支援行動(保田江美/関根雅泰/中原淳)
 第13章 研修転移(関根雅泰/齊藤光弘)
 第14章 新人研修(尾形真実哉)
 第15章 組織市民行動とゲーム研修(福山佑樹/高橋興史/中原淳)
 第16章 中途採用者の組織再社会化(中原淳)
 第17章 経営理念と人材開発(高尾義明)
 第18章 元外国人留学生の組織社会化(島田徳子)
 
第3部 管理職育成の人材開発
 第19章 管理職へのトランジション(中原淳)
 第20章 女性管理職の育成(国保祥子)
 第21章 育児経験とリーダーシップ発達(浜屋祐子/中原淳)
 第22章 越境学習(舘野泰一)
 第23章 越境型管理職研修の学習効果(辻和洋/齊藤光弘/関根雅泰/中原淳)
 第24章 降格人事と上司の管理行動(田中聡/中原淳/保田江美/齊藤光弘/辻和洋)
  
第4部 人材開発の創発的展開
 第25章 若手教員の経験学習(町支大祐)
 第26章 若手教員のメンタリング(脇本健弘)
 第27章 教師の専門性発達(山辺恵理子)
 第28章 校長のリーダーシップと学校改善(吉村春美)
 第29章 新人看護師の能力向上(1):中堅看護士からの支援(保田江美)
 第30章 新人看護師の能力向上(2):看護チームのチームワークの効果(保田江美)
 第31章 医療従事者の変容的学習(孫大輔)
 第32章 役員秘書の経験学習(伊勢坊綾)
 第33章 地方公共団体職員の人材開発(齊藤光弘/辻和洋/中原淳)
  

 なお、最後に個人的な思いを述べさせていただきます。
  
 ワンセンテンスで申し上げますが、本書の企画は、僕にとっては、大きな「節目」を刻むことでした。
 それは、爆走しつづけたこの15年を「総括」することであり、「次のステップ」を切り出すために、どうしても通過しなければならない時間であったように思います。
  
 後述する「終わりに」に書きましたように僕にとって、この15年間は「揺さぶられつづけた15年」でした。
 この「揺さぶられつづけた15年」に思いをはせるとき、そこを多くの共同研究者の方々、大学院生、そして出版・メディアの皆さんと走り続けることができたことは、大きな幸せでした。
 皆様との出会いがなかったら、この15年間を走り抜けることはできなかったと思います。その軌跡をかたちにのこせたことは、心よりうれしく思っています。ありがとうございました。
   
 本書にこめた思いを「終わりに」にしたためておりますので、ぜひご高覧いただけますと幸いです。
   
 そして人生はつづく
  ▼

終わりに
  
一定の土地を上手に耕しておき,年毎にそこから収穫を得るような資質が私には
欠けていた.私の知能は新石器時代の人間の知能なのである.未開人が耕地にす
るために草原を焼く火のように,私の知能は,時に未墾の土地を焼くのである.
(Lévi-Strauss)

 人材開発の研究領域を探究したこの15年間は,筆者にとって「揺さぶられつづけた15年」であった.
 瞬きをする間もなく駆け続け,立ち止まることなく考えつつ,共同研究者や多くの実務家とともに,前に進むことだけを考えた.
 研究知見や実践報告を発表するたびに寄せられる多くの批判や反響に,時に翻弄され,同時に,少なくない励ましの言葉に,自らを鼓舞させながら,多くの伴走者と走り続けた15年であった.
  
 
 これは学習研究なのか,はたまた組織研究なのか
 これは個人の問題なのか,組織の問題なのか
 そして
 これは研究なのか,はたまた実践なのか
 これは経営学なのか,そうではないのか
  
 他者の鋭い指摘に「揺さぶられて」は,時に恐れおののき,自ら自信を失い揺れては,じっと足下を見つめ,
 志を同じくする多くの研究者や実務家と走りながら,人材開発研究をより一歩前に進めるために,考えてきた.
 
 このたび,幸いにして心ある大学院生諸氏や,数多くの共同研究者,そして知己のある優秀な研究者に恵まれ,「人材開発研究」という領域を世に認知せしめるがため,本書を,彼らとともに執筆することができたことをまず
は嬉しく思う.
 編者の怠慢のため,本書の編集は予想以上に困難を極め,多くの執筆者を不安がらせてしまったことは慚愧に堪えない.しかし,こうして一冊の書籍を編み,世に問うことができたことを,執筆者諸氏とともに喜ぼう.
 東京大学出版会編集者の木村素明さん,営業をご担当いただいた⻆田光隆さんにも,心より感謝する.木村さんは今回も,筆者とともに伴走し,煩雑を極める原稿の収集,編集を行ってくれた.心より謝意を述べる.
   
 本書は,人材開発の観点から,組織における「人にまつわる課題」の最先端を探究することをめざした.この書籍がより多くの人々に読まれ,実務に対しても何らかの示唆を提供し,さらには後続する多くの研究者を生み出す
ことに貢献できたとしたら,望外の幸せである.
   
 本書は「これから」のためにある.
  
 「揺さぶられつづけること」に耐える勇気をもとう.
 その先には「希望」がある.
   
 人材開発の「これから」に
 本書を贈る.
                                                               
 中原 淳
 

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