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2019.11.27 06:12/ Jun

「働かないオジサン問題」と「若手の早期離職問題」の意外なリンク!? : 育成のその先に生まれる「モヤモヤ」とは何か?

「これでも、若手の育成はしてるんです。でも、今、問題になっているのは、育成そのものじゃない。育成した、その先がないことなんです。できる若手からモヤモヤして、その現状を見限って、離職しちゃいます。
     
このままじゃ、人材育成した先に、離職をつくっているようなものです。
  
人材育成で、生産性の高い若手に、はやく育ってもらうことも、極めて重要です。彼らをケアしないと、それこそ辞めてしまう可能性も高まります。だから育成はしなくてはいけないんです。
  
でも、育成した、その先が見えません。今は、育成した先に、離職をつくってしまっているのです。はやく、この悪循環を断ち切らなくては・・・」

  
  ・
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  ・
  
 仕事柄、多くの人事パーソンにお会いしますが、ここ数日、立て続けにうかがった話が、冒頭の、この話です。皆さんの会社では、このような状況が生まれていないでしょうか。
  
 要するに、それらの各社においては・・・
  
1.若手の人材育成は行っていて、成果をだしつつある
  
2.若手からリーダー候補、管理職候補が生まれている
  
3.しかしながら、彼らよりも一段階上の階層ー具体的には40代・50代にたくさんの人員がおり、その一部は、管理職になれない層もいる。
  
4.40代・50代のうち、いったん管理職になった層でも、確実にパフォーマンスをあげられているのはその一部である
  
5.会社としては、なるべく若い人々にチャンスとポストを与えたい。しかしながら3と4で、40代・50代が組織に大量に存在している以上、非常に対応が難しい。スパイシーな人的資源管理には踏み込めない。
  
6.この現状を若手はじっと見ている。彼らは育成されて火がついているのに、それに見合ったポストが用意されていないことにイライラ、モヤモヤがつのる。
  
7.若手のなかには、こうした現状に見切りをつけて離職してしまう人もでてきている  
  
8.このままでは、人材育成の先に、若手の早期離職をつくりだしているようなものである
  
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 このところ、人事業界では「働かないオジサン問題(40代・50代社員のローパフォーマー問題)」が盛んです。が、冒頭の問題は、この難問「働かないオジサン問題」にさらに「若手の早期離職問題」を組み合わせ、合併症をおこしたような感じでしょうか(泣)。
  
会社にすがる「働かないおじさん」 もう逃げ切れない?
https://www.asahi.com/articles/ASMBL4H8TMBLUHBI01S.html
  
 この場合、ポイントは、人材育成(HRD)を行った結果、それに見合ったポスト管理が行われていない(HRM)結果として、皮肉なことに、若手の早期離職が生まれることに拍車をかけている、ということなのかな、と思います。
  
 お話を伺っていると、かなり状況も限界にきているようです。このまま、この現状を放置してしまうと、もっとも生産性が高く、もっとも優秀な若手層から、他社に転職してしまう。
  
 皆さんの会社は、いかがですか?
 若手育成の先に、ポストはありますか?
 若手育成の先に、離職を生み出していませんか?
  
  ▼
  
 今日は、かなり抽象度を高めていうと、「HRDとHRMの同期」のお話をしました。人材育成をした先に、大量の若手早期離職問題を生み出さないためにも、そろそろこの問題にも踏ん切りをつけなければならないような気もします。
  
 しかしながら、まことにまことに対応は難しい。人事パーソンとしての「結論」を出すことはそれほど難しいことではありません。しかし、その実行はとても難しい。
  
 どこかで腹を決めなければならないことはわかっていても、ふんぎりがつかない「何か」が、この問題には潜んでいます。
  
 思い切って視点を換えます。
 中高年の立場にたってみます。
  
 ひとは、皆、年をとります。
 一年一年確実に。僕も、皆さんも、確実に年をとります。
  
 そして、加齢は、仕事のパフォーマンスに多くの場合直結します。
 人生100年時代、加齢は「みんなの課題」なのかな、と思います。
  
 現在、未曾有の人手不足で、職を得ることは相対的に易しい時代です。
  
 しかしながら
  
 働き始めることは、比較的易しいけれど
 働き続けることは、実に難しい
    
 最近、年をとったあなたは、そのことを深く感じるようになってきました。
     
 あなたは
 いったい、いくつまで
 若いときのように「爆走」しつづけられますか?
     
 そして人生はつづく
   
  ーーー
  
9月1日・日本経済新聞の中原の記事「長時間労働の構造にメス」のなかで拙著「残業学」が紹介されました。おかげさまで重版出来6刷、さらに多くの皆様にお読みいただいております。AMAZONの各カテゴリーで1位記録!(会社経営、マネジメント・人材管理・労働問題)。
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また残業学プロジェクトのスピンアウトツールである「OD-ATRAS」についても、ご紹介しています。職場の見える化をすすめ、現場マネジャーが職場で対話を生み出すためのTipsやツールが満載です。ご笑覧ください。
     

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https://rc.persol-group.co.jp/learning/od-atlas/

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