「ほんとに、若い頃って、よく体力もつよなー」
　　
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　学部・中原ゼミの学生たちを見ていると、よく思うことのひとつです。
　　
　中原ゼミはグループワークが多いゼミですが、学生たちがZOOMに集まる時間は、夜10時からとかはザラ。
　アルバイトを終えて、みんなの予定をあわせると、きっと、そういう時間になってしまうのかな、とも思います。まー、やむを得ないところもある。
　　
　よいことかどうかは知りませんが、プロジェクトの〆切前やテスト前には、どうやら「オール」もやらかしているような雰囲気があります。あえて聞きはしませんけど。はぁ・・・もう少し計画的に、規則正しく生活してくれるといいのですが・・・。
　　
　体力で、すべてを乗り切れる。
　根性で、何とかなる。
　達成できれば、オッケー。
　　
　まぁ、20代の前半といえば、そういう時期なのかもしれません。
　　
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　ふりかえってみれば、僕自身も、そうだったことを思い出しました。
　「ひとのことは、まったく言えないね」。
　彼らと同じように、体力・根性勝負の生活をしていました（彼らは、そこまでひどくない）。
　　
　といいましょうか、、、今となっては「時効」だと思いますので、正直に告白しますが、僕は「大学」に住んでいました。
　　
　本が豊富にある研究室で、過ごすのが楽しかった。一晩中かけて統計分析するのが楽しかった。「大学、イコール、即・生活」。「生活、イコール、即・大学」という感じで、その差がほぼありませんでした。
　　
　また、当時は、大学くらいしかインターネットの専用線はひかれておらず、家でモデムでつないでインターネットをするよりは､大学にいたほうが快適だった。
　　
　かくして・・・僕は一時期「大学」に住んでいました。
　　
　寝袋を買い込み、大きな「段ボール」の束をどこからか持ち込み、誰もいなくなった研究室の机に段ボールのベットをつくって、そこで、僕は寝ていました。
　　　　
　近くには銭湯がありましたし、ちょっとあるけば、コンビニも学食もあります。快適だったー。
　　
　今から当時のことを思えば、生活は、おそらく「破綻」しかけていたような気がします。ま、それでも、体力と根性で何とかなっていたのかもしれません。　まぁ、いま、これと同じことをやれば、１週間以上は「廃人」でしょうけれども。
　　
　僕も若かった。
　　
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　さて、時がなはれ、それから25年がたちました。
　さすがに、今の僕は、研究室には「住んでいない」
　　　
　また、大学に住む学生も、もういまや「皆無」だとは思います（守衛さん回ってきますよね）。僕が学生だった時代は、そういう時代だったような気がします。
　　
　ちなみに、今の僕は、はちゃめちゃ「規則正しい生活」です。
　　
　はやく寝て、はやく起きる。
　毎日、同じ時間に同じ事をして、
　同じように考えて、寝る。
　　
　若い頃無茶をしていた学生も、ときがくれば、そういう風に、変わるのかもしれません。
　　
　1年1秒
　25年なんて25秒
　　
　そして人生はつづく
　　
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