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2006.10.27 19:30/ Jun

新庄と落合:なぜ僕は彼らが好きなのか?

 ふだんは野球を見る機会が少ないのですけれども、なぜか、日本ハムの優勝はとても嬉しいです。それは、僕が、たまに「新庄」に似ていると言われるせいでしょうか(ファンの方は怒るかもしれないのですが、3日に1回はそう言われます・・・似てるか?・・・ごめんなさい)、それとも、僕が北海道で生まれたせいでしょうか。とにかく、なんだか「理由のない親近感」を感じるのです。
 思うに、新庄選手は、「見せ方」を意識した最初の野球選手であるように思います。一般に、野球選手のイメージといえば、誠実、実直という感じで、「見せ方」「演出」という言葉、イメージからはほど遠い。しかし、彼は違った。徹底的に「見せ方」にこだわりました。そこが、僕にとっては魅力的です。いいねー。
 考えてみると、僕が好きな野球選手っていうのは「変な人」です。僕が好きなのは決して、「王」「長島」ではありません。「変な人」というと語弊がありますね。「オリジナリティのある人」です。
 「新庄」をのぞいて、僕が、今まで一番好きだった選手は「落合」です。新庄選手が「見せ方」にこだわった選手であったのなら、落合がこだわったのは「報酬」だったように思います。落合は、野球選手ではじめて「要は金だよ」と言い切った選手と思います。それもわざと偽悪的な態度をとって。そこが魅力を感じます。ブラボー。
 落合選手に関しては、悪くいう人もいらっしゃいますが、そういう落合選手のパフォーマンスのおかげで、野球選手の年俸、待遇が飛躍的にあがったことは、誰しも認めることだと思います。彼は、野球選手の市場価値を高めた。そして、オリジナリティのある人だった。そこが、スゲーなと思います。
 考えてみると、今回の試合は、落合 vs 新庄だったんですね。僕の中での「好きな野球選手」二人がたたかった試合とも言えるのですね。そう考えると、ドラマティックだな。
 まぁ、勝負はつきました。
 今後、新庄選手は、どこに向かうのでしょうか。カミサンによると「彼は、第二のみのもんたをめざす」らしいですが、ホンマかいな。
 まぁ、いいです。とにかく優勝おめでとうございました。今後も、日本中に明るい話題を振りまいてほしいものですね。お疲れさま。

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