NAKAHARA-LAB.net

2007.7.15 08:18/ Jun

松尾睦著「内部競争のマネジメント」とピエール=マルコリーニ

 仕事の中でつちかったノウハウや経験を通して、自分の業績をあげ、目標を達成する。自分以外はすべてライバル。通常、営業現場においては、内部競争が激烈になる。
 常識的に考えれば、内部競争が激しくなればなるほど、組織内部の知識の共有、知識の創造は進まない。
 なぜか?
 せっかく蓄積した自分のノウハウや知識を、誰が好きこのんで、ライバルの他人に公開するだろうか。そんなことは、自分のアタマで考えな、である。そりゃ、そうだと考えてしまう。
 しかし、皮肉なことに、営業現場とは、知識創造や知識共有をもっとも必要とする現場である。かつての「ご用きき」的営業は、なりをひそめ、新しい知識、新しいサービスを、ソリューションとして提案することに、営業のスタイルがシフトしている。
 それでは、この矛盾をいかに解消するか?
 —
 松尾睦先生の著書「内部競争のマネジメント」を読んだ。理路整然とひとつひとつ論を積み重ねていくスタイルは、近著「経験からの学習」同様、非常に読みやすかったし、大変勉強になった。
 同著は、松尾先生の博士論文をもとにしたものであるそうだが、博士論文の書き方を勉強する意味でも、非常に参考になると思った。

 —
追伸.
 お隣さんのCさんが、お子さんを連れて夫妻で、うちに遊びにきた。外は台風でとんでもない天気だけれども、大変楽しい時間だった。
 下記はCさんが持ってきてくれたアイスクリーム。
 僕は不勉強であったので知らなかったけれども、グラシエ(アイスクリーム職人)のピエール=マルコリーニのものだそうだ。銀座にお店があるらしい。
 この日はアーモンドミルクとチョコレートを食べたけれども、クリームの濃厚さには驚いた。でも、濃厚でいて、あとで水を飲みたくなるような甘ったるさはなかった。ブラボー。空気を混ぜながら食べるというスタイルもおもしろい。ねっとりとした感じでよかった。
 Cさん、ありがとう。
aisu.jpg

ブログ一覧に戻る

最新の記事

自分の身体をどのように用いて、相手にプレゼンテーションを「お届け」するのか?:演劇の知とリーダーシップ!?

2024.4.26 10:34/ Jun

自分の身体をどのように用いて、相手にプレゼンテーションを「お届け」するのか?:演劇の知とリーダーシップ!?

褒め方ひとつ間違えると「怯える、いい子」を量産してしまうメカニズムとは何か?

2024.4.24 08:22/ Jun

褒め方ひとつ間違えると「怯える、いい子」を量産してしまうメカニズムとは何か?

2024.4.17 23:54/ Jun

給特法、および、それにまつわる中教審審議に対する私見(中原淳)

たかがタイトル、されどタイトル!?: 研究タイトルを「一字一句」正確に書いてきてね!

2024.4.17 08:17/ Jun

たかがタイトル、されどタイトル!?: 研究タイトルを「一字一句」正確に書いてきてね!

2024.4.15 08:05/ Jun

「タイパ重視の時代」だからこそ「時代遅れ!?のラーニング」を楽しむ!