NAKAHARA-LAB.net

2006.2.12 23:09/ Jun

授業デザインの最前線

 ありそうでなかった本だと思います。「授業デザインの最前線」を読みました。
高垣マユミ(著)(2005) 授業デザインの最前線:理論と実践をつなぐ知のコラボレーション. 北大路書房, 東京

 この本、それに数々の学習理論をとりあげつつ、悲しいかな溝が深い教科教育学と教育心理学(学習科学)のあいだをブリッジングしようとしているところが、何より新しいなと思いました。ATIといった理論がとりあげられるかと思えば、活動理論もふれられている。これが1冊の本にまとまった本は、今までなかなかなかったのではないでしょうか。
 実際の授業場面に生かすことのできるような諸理論をとりあげ、「授業を理解する」「授業を計画する」「授業を実施する」「授業の効果を上げる」「授業を分析する」「授業を評価する」という実践的課題を論じているのですね・・・理論的であり、実践的である。
 とても参考になりました。
 いつか、授業で使わせて頂きたいと思っています。
 —
 ▼blogランキング、NAKAHARA-LABも参加しています▼
 応援いただける方は クリックお願いします!

ブログ一覧に戻る

最新の記事

2025.7.4 16:20/ Jun

SHRM2025(米国人材マネジメント大会)報告:「巨大な嵐」の到来で、ある日突然、「DE&I」が放送禁止用語になった日、各社は今後どう動くのか?

「今、何が、流行っているの?」という問いかけ自体が「オワコン」であった件

2025.6.13 08:10/ Jun

「今、何が、流行っているの?」という問いかけ自体が「オワコン」であった件

2025.6.12 08:20/ Jun

【無料オンラインセミナー参加者募集!】あなたの会社の内定者に「良質な同期の関係性」を提供できていますか?:Z世代がつくる、Z世代のための「内定者フォローワークショップ」を体験してみませんか?

2025.6.11 07:38/ Jun

生成AIを活かしながら、経営・現場に「インパクト」を与える研修を、いかにデザインすればいいのか?:「研修開発ラボ」参加者募集開始!

2025.6.6 08:41/ Jun

登壇すると、わかります!:内定者フォローワークショップ完成成果報告会!