NAKAHARA-LAB.net

2007.7.9 21:20/ Jun

研究計画の書き方

 山内先生の研究室blogに、研究計画書の書き方に関するエントリーがありました。激しく同感です。
エッセイ 人をうならせる研究計画書
http://blog.iii.u-tokyo.ac.jp/ylab/2007/07/post_26.html
 今までやられてきたことがキチンと述べられており、
 その上で
 自分のアイデアがある
 そのアイデアが「ふってわいたような」ものではなくて
 予算、期限、自分のスキルをいかして
 実現できるものであること
 これができれば、研究計画書としては完璧ですね。山内先生がおっしゃるようにひとつのキーは、「先行研究の読み込み」にあると思います。
 それに加えて、もうひとつのキーは、「研究経験のある他者に協力してもらって、必ず見てもらうこと」だと思います。あるいは、もし可能だったら、全くの専門外の人に見てもらうのもいいです。
 これらのこと、面倒くさいのか、意外にやっている人は少ないですが、非常に効果的な方法です。
 研究経験のある人にコメントをもらうことが役に立つことは言うまでもありません。が、同時に専門外の人に話して、やりたいことがわかってもらえないようだったら(同意してもらう必要は必ずしもない)、それはたいがい、あまりよいアイデアではないものです。そんな風にして、研究計画をブラッシュアップするとよいのではないでしょうか。
 かくいう自分も、ステキな研究計画を書きたいと思います。

ブログ一覧に戻る

最新の記事

2025.7.4 16:20/ Jun

SHRM2025(米国人材マネジメント大会)報告:「巨大な嵐」の到来で、ある日突然、「DE&I」が放送禁止用語になった日、各社は今後どう動くのか?

「今、何が、流行っているの?」という問いかけ自体が「オワコン」であった件

2025.6.13 08:10/ Jun

「今、何が、流行っているの?」という問いかけ自体が「オワコン」であった件

2025.6.12 08:20/ Jun

【無料オンラインセミナー参加者募集!】あなたの会社の内定者に「良質な同期の関係性」を提供できていますか?:Z世代がつくる、Z世代のための「内定者フォローワークショップ」を体験してみませんか?

2025.6.11 07:38/ Jun

生成AIを活かしながら、経営・現場に「インパクト」を与える研修を、いかにデザインすればいいのか?:「研修開発ラボ」参加者募集開始!

2025.6.6 08:41/ Jun

登壇すると、わかります!:内定者フォローワークショップ完成成果報告会!