NAKAHARA-LAB.net

2007.11.30 06:03/ Jun

OECD PISA2006の調査結果(科学的リテラシー)

 OECD実施のPISA調査の結果が、「フライング・プレスリリース」のようです。今回正式な結果発表に先んじて漏れてしまったリリースは、「読解」「数学的リテラシー」「科学的リテラシー」という3カテゴリーのうちの「科学的リテラシー」の調査結果。
「理科の応用力」日本は6位 OECD調査
http://www.asahi.com/national/update/1130/TKY200711290407.html
 これによると、日本は参加した57ヵ国中6位の531点。1位のフィンランドは563点、2位の香港は542点。3位のカナダから7位のニュージーランドまで4点差、だそうです。2003年調査では、日本は41ヵ国中2位でしたね。
 フィンランド 563点
 香港 542点
 カナダ 534点
 台湾 532点
 エストニア 531点
 日本 531点
 ニュージーランド 530点
 オーストラリア 527点
 オランダ 527点
 リヒテンシュタイン 522点
 もちろん、この結果をもって、やれ「やっぱり学力低下だ」だとか、やれ「フィンランドは最強だから、日本の教育もそれにならうべき」とか結論づけるのは「早計」すぎるように思います。参加国も増えていますし、単純比較はできないように思います。
 個人的に一番興味があるのは、どんな問題ができて、どんな問題ができなかったかでしょうか。総合点云々より、こっちの方が興味深い。
 正式なプレスリリースは、12月4日夕方(日本時間)とのこと。「読解力」や「数学的リテラシー」はどうなっているかな。

ブログ一覧に戻る

最新の記事

2025.7.4 16:20/ Jun

SHRM2025(米国人材マネジメント大会)報告:「巨大な嵐」の到来で、ある日突然、「DE&I」が放送禁止用語になった日、各社は今後どう動くのか?

「今、何が、流行っているの?」という問いかけ自体が「オワコン」であった件

2025.6.13 08:10/ Jun

「今、何が、流行っているの?」という問いかけ自体が「オワコン」であった件

2025.6.12 08:20/ Jun

【無料オンラインセミナー参加者募集!】あなたの会社の内定者に「良質な同期の関係性」を提供できていますか?:Z世代がつくる、Z世代のための「内定者フォローワークショップ」を体験してみませんか?

2025.6.11 07:38/ Jun

生成AIを活かしながら、経営・現場に「インパクト」を与える研修を、いかにデザインすればいいのか?:「研修開発ラボ」参加者募集開始!

2025.6.6 08:41/ Jun

登壇すると、わかります!:内定者フォローワークショップ完成成果報告会!