NAKAHARA-LAB.net

2005.12.10 07:36/ Jun

京都経営者協会での講演

 京都企業の人材育成担当の方々を対象に、「若手社員を即戦力化せよ」という講演を行った。教育学の立場から、同問題に対して言えることを語ったつもりである。
 講演では、eラーニング、マンガ(NTTデータ社)、コミュニティによる学習と、いくつかの教育手法を取り上げた。中では、実際に体験してもらうところも入れたり、学習の基礎理論についても解説した。
 講演は2時間と非常に長いもので、終わったときには、まさに僕は「抜け殻」「死にかけ人形ちゃん」になっていたが(つたない講演をお聞きいただいた皆さん、ありがとうございました)、懇親会では、いろいろな人材育成担当の方々の悩みを聞くことができた。
 人材育成担当者の悩みで、一番多かったのは「OJT」だった。
 「日常業務の中で新入社員が学ぶ環境/雰囲気をどうつくるのか」といったことに質問が集中し、それに対する答えを、学習理論や事例から探した。
 
 とっても疲れた一日だったけど、密かに、研究テーマをひとつ思いついた。よかった、よかった。

ブログ一覧に戻る

最新の記事

「わたしがチームから抜けたら、仕事が回らない」はイリュージョン(幻想)である!?

2024.5.3 08:41/ Jun

「わたしがチームから抜けたら、仕事が回らない」はイリュージョン(幻想)である!?

「余人をもってかえがたい」は「組織を腐らせる」!?

2024.5.1 08:35/ Jun

「余人をもってかえがたい」は「組織を腐らせる」!?

自分の身体をどのように用いて、相手にプレゼンテーションを「お届け」するのか?:演劇の知とリーダーシップ!?

2024.4.26 10:34/ Jun

自分の身体をどのように用いて、相手にプレゼンテーションを「お届け」するのか?:演劇の知とリーダーシップ!?

褒め方ひとつ間違えると「怯える、いい子」を量産してしまうメカニズムとは何か?

2024.4.24 08:22/ Jun

褒め方ひとつ間違えると「怯える、いい子」を量産してしまうメカニズムとは何か?

2024.4.17 23:54/ Jun

給特法、および、それにまつわる中教審審議に対する私見(中原淳)