NAKAHARA-LAB.net

2016.7.22 06:14/ Jun

この夏、「人材開発研究大全」の編集が大詰めを迎えます!

※本日7月25日(月曜日)から、8月7日(日曜日)まで、中原は「夏の充電期間」に入ります。この間のブログ更新は原則としておこないません。たぶん、下記にありますように、充電をしつつも、「人材開発研究大全」の編集作業をしこしことおこなっていると思います。
また8月8日からどうぞよろしく御願いいたします!

  ▼
 1冊で人材開発研究が「丸かじり」できるような本ー「人材開発研究大全」(東京大学出版会)の編集作業が大詰めを迎えようとしております。
 人材開発研究大全は「組織への参入」から「組織からの退出」に至るまでの「人材開発研究の最前線」を網羅した研究書です。
 全33章、800pの本になる予定で、東京大学出版会より今年度中に発刊の予定です。
 人材開発研究が扱う領域は、下記のような領域です。
 採用研究
 教育機関ー大学からのトランジション
 新人育成
 管理職育成
 リーダーシップ開発
 非営利組織の人材開発
 学校の人材開発
 理念経営と学習
 中途採用者の育成研究
 女性管理職の育成
 ポストオフ後のマネジメント
   ・
   ・
   ・
 要するに、人材育成全部。
 このたび、不肖・中原が編者をつとめさせていただき、総勢20名弱の著者の方々にご寄稿いただくことができました。
 しかし、ここまでの道のりは非常に長いものでした。構想からはや2年。原稿がなかなか揃わず(泣)。また揃ったはいいものの、その統一には、予想以上の困難がともない・・・・(笑)。
 編者の木村素明さんが、ひーひー言いながら、なんとかここまで来ました。作業が遅れてしまったこと、著者の皆様に心よりお詫びいたします。本当に申し訳ございませんでした。
 しかし、なんとか、この夏休みで、中原が最終編集をおこない、序章・終章をつけて、完成となります。
 その後は、おそらくゲラがでてくるものと思われます。
 僕としては、本書をもって、この10年の研究生活の区切りをつくりたいと考えています。本書は、こののち10年に、様々にでてくるであろう人材開発研究の下地のようなものになればいいなと思っています。
 本書に着想やヒントを得て、フレッシュな目と知性をもった誰かに「新たな研究」を生み出していく。
 そうした未来の研究によって、人材開発研究大全の内容が「上書き保存」されていくような事態が起こったとしたら、僕としては、最高です。
 またひとつ、皆さんにお読み頂けるものをつくるべく、著者の先生方と連携・強力させていただきながら、何とか前進したいと考えております。
 そして人生はつづく
 

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