NAKAHARA-LAB.net

2007.2.19 17:00/ Jun

子育て支援について

「中原さん、子どもできたんですか・・・ホントウによかったですね。カワイイでしょう。名前はタク君ですか。良い名前ですね・・・・タク君、将来が楽しみですね。僕らの老後をしっかり支えてくれるワケですね(笑)」
 本人に悪気は全くないのでしょうけど、これまで、こういう風に言われることが何回かありました。やはり「少子高齢化」の問題が、みんなの関心事になっていますからね。
 ・・・いや、そう言われても別に気にしてないんだけどね。全く、全然いいのよ、Don’t mind, OK。でもさ、ついこう言いたくなる衝動に駆られます。
「自分のケツは、自分でふきな」
 —
 少子高齢化にさすがにマズイと思ったのか、政府の方も、最近は本気になってきました。様々な「子育て支援策」を打ち出している。
 これらの施策によるものなのか、今年は出生率が上向きに転換する可能性があると言われていますね。余談を許さぬ状況は変わりませんが。
 専門家ではないので無責任に言い放ちますが、やはり僕としては、「母親が働きながら子育てをできる環境が整備されるということ」が、とても重要なのではないかと思います。
 子育てをしても、仕事を続けられ、ある程度、ささやかな豊かな生活をおくることができる。自分の好きな仕事を続けることができる。これが重要なのではないか、と。
 先日、出生率が2.0まで回復したフランスでは、「保育ママ」の整備が国をあげて実施されたと聞きます。そういう施策があると、状況はより上向きになるのではないか、と思うのですね。
 たとえば出産育児一時金を値上げされましたね。もともとは30万だったものが、35万になった。
 確かに5万円もあがるのは大変助かります。ありがたや、ありがたや。
 でも、実際はこのあがった5万円というのは、家計には入らないことが多いと聞きます。なぜだかわかりますか?
 病院の出産費用も5万円便乗値上げをするから(笑)。おーい、オマエがペチッてどうする。差し引きゼロです。僕の周りでも、そういうことがありました。
 いやぁ、そうはいっても産婦人科も、最近は大変です。ので、あまり責める気にはなりません。
 結局、「一時的な金銭援助」も重要なのですが、「継続的に家計が楽に運営できる仕組み」がなければダメなのではないかと思います。
 道は遠いかもしれないけど、ぜひ、そこらあたり、抜本的な対策をおこなって欲しい、と思っています。
 —
 下記は最近のタクの変化です。
○眠いと目をこする
○吸綴反射がなくなってきた?
 →ミルクをあげるタイミングがわかりにくい
○寝ているときに、急に「泣くこと」がある
 →怖い夢を見ている?
○意味不明語をしゃべるようになった
 →「あーっぷ」など
○夜は一度も起きなくなった
 →親思いな子である
○ミルクを「遊び飲み」するようになった
 →ミルクをなかなか飲まない
○よだれをたらすようになってきた
○いろいろなものを「つかむ」ようになった
 →抱っこすると僕の袖をつかむ
 →おむつ替えのときに、自分の裾をあげてくれる
suso.jpg
 あーあ、公衆の面前で「おむつ姿」を公開されちゃって。数年後、自意識が芽生えたら、怒るかな?
 そして彼の人生は続く

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