夏のボストン、独立記念日を楽しむ

2004/07/04 Update

※下記は、2004年7月4日の日記からの転載です

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 今日は独立記念日。日曜日だっていうのに、朝っぱら早くから、でかけてきました。朝は9時に連邦ビルの前でのセレモニーに参加。その後、10時から旧・州議会場で行われた「独立宣言書の読み上げ」を見てきました。

 夕方には、昨日と同様、チャールズリバー沿いのチェストナットに行きました。言うまでもなく、ボストンポップスのコンサートと花火を楽しむためです。

 僕らが着いたのは午後6時頃。チェストナットに入るセキュリティチェックを何とかすり抜けることができました。僕らが入場後数分して、中への立ち入りは禁止されましたので、来年お出かけになる方は、もうすこし早くでることをお勧めします。

 会場には、昨日とは比較にならないほど人がいました。集まった人の数は、約45万人だそうです。

 8時30分からはじまったコンサートは、10時半に終わりました。途中、ツアイコフスキーの1812のオーバチュアなどのときには、花火が打ち上がります。

 本格的に花火が行われるのは、10時30分のコンサート終了後。花火は完全にコンピュータ制御だそうで、BGMにあわせて爆発が起こる。これは日本とは全く異なる形式ですね。本当に感動しました。

 以下、昨日の写真+ビデオと、来年、独立記念日にボストンにこられる方のために、Tipsをまとめましたので、ご覧下さい。

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1.おでかけはお早めに
  おでかけは、早めにというのが第一の原則です。でも、だいたい午後4時くらいまでにいけば、「座れる」のではないでしょうか。中には、朝っぱらから席取りをしている人もいます。ちなみに、前の日からキャンピングなどを行うことはできません。

2.セキュリティチェックがあります
  チェストナット内部に入るには、セキュリティチェックがあります。とがったものは禁止です。またアルコールも持ち込みできません。ちなみに、アルコールは、そもそも、マサチューセッツ州の法律により公共の場所で楽しむことはできないそうです。隣のおっちゃんが教えてくれたけど、ホンマかな。でも、ほとんど誰も飲んでいる人はいなかったので、本当なんだろう。

3.少人数でいく
  なるべく少人数でいくことをオススメします。というのは、大人数のグループでいっても、全員座れる場所を確保するのは、至難のワザになります。

4.椅子をもっていく
  僕らはビニールシートをもってきましたが、できれば携帯用の椅子などを買って(10$程度)、お持ちになることをおすすめします。前の人が携帯用の椅子にすわっている場合、ビニールシートに座っていては全く見えない。

5.上着をもっていく
  上着を持って行った方がよいです。真夏といってもボストンの夜は少し冷え込みます。長袖のシャツなどをもっていくとよいでしょう。

6.双眼鏡をもっていく
  双眼鏡は必需品かも知れません。マエストロ「キース=ロックハート」のご尊顔も押さえることができます。

7.国歌を覚ると楽しめる
  まぁ、良いか悪いかは別として、独立記念日は「パトリオットの日」です。日本人と比べモノにならないくらい、アメリカ人は国を愛している・・・ように見える。で、国歌などを歌う場面が何回かでてきます。その場の雰囲気を楽しむためには、国歌を歌っているフリをした方がいいかも。

8.帰りの地下鉄のトークンを買っていく
  帰りの地下鉄は半端ではないくらいにこみます。まず、地下鉄の「トークン」をかならず用意して下さい。これがない場合、トークンを購入するために並ぶことになります。ちなみに、最寄り駅である「チャールズMGH」の駅は、半端じゃないくらい混みます・・・たぶん1時間たっても乗れないくらいに。もしケンブリッジ方面からおでかけの場合は、次の駅の「ケンダル・MIT」まで歩いて、そこから電車に乗ることをオススメします。

9.トイレットペーパーをもっていく
  300カ所の臨時トイレが設置されていますが、トイレットペーパーがなくなっていました。これはもっていかないと悲惨なことになるかも。あと、あまり水モノは飲まないでいったほうがいいと思うよ・・・。思わずモライゲロするほど汚いトイレではないけど、決して綺麗ではないから。 

10. 夕食は持ち込む
  夕食は、現地でも調達できます・・・超ジャンキーフードでもよければ。できれば、オーボンパンなどのファーストフード店で買っていた方がヘルシーかも。

 Enjoy your independence day!

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独立記念日
   
  

  

9時から連邦ビルで行われるセレモニー。それがおわったあと、パレードが行われます。当時の衣装に身をつつんだ人々が、途中で、空砲を撃ちます。その迫力はすごい。ちなみに、左の写真は、パレードを先導するフツウの警官さんです。マトリックスの悪役に見える。

パレードの様子(空砲のショートビデオ)

  
独立記念日
   
  

  

この国、できてから226年しかたっていないんです。よくもここまでデカクなったものだと思ってしまいます。

  
独立記念日
   
  

  

独立宣言書を読み上げているところです。通りには、観光客があふれています。

  
独立記念日
   
  

  

いったん家に帰ってお昼寝をしたあと、夕方、チェストナットにでかけました。もう人が一杯。右はトイレの様子。僕は、持病でトイレがアホほど近い。トイレ強迫神経症かもしれません。ですので、これ、重要。

  
独立記念日
   
  

  

屋台も随分でています。右の写真は、チャールズリバー沿いに陣取っている人たち。ここに集まっている人たちは、2種類に分かれる。1つは、チェストナット内部で音楽を聴きたい人たち。もう1つは、チャールズリバー沿いで花火を満喫したい人たち。

  
独立記念日
   
  

  

コンサートがはじまりました。キース=ロックハートが指揮している。8年前、カミサンが留学していた頃、彼女は随分、ボストンポップスに通っていたのですが、その当時と比べると、やはりキースも年をとったとのこと。ただし、今でももちろんかっこよい、と言っている。

音楽にあわせて踊る人々のショートビデオ

1812のクライマックス、大砲と花火との饗宴

  
NAKAHARA,Jun
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