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産経新聞 2002年3月5日 火曜日 夕刊10面
   

 ネットで一部講義公開

 4月から東大大学院 自由に聴講OK

 東大大学院情報学環は五日までに、インターネットを通じて修士課程の講義の一部を配信する実験サイト「iii online(アイアイアイ・オンライン)」を四月から開設すると発表した。

単位取得を目的に履修登録した学生だけでなく、ADSLなどのブロードバンド(高速インターネット)が利用できれば、一般の人も自由に聴講することができる。

 システム開発は、文部科学省メディア教育開発センターが担当。

 サイトにアクセスすれば、浜田純一教授の「情報政策論」など四講義のビデオ録画と講義で使用した資料などを好きな時間に視聴できる。

 履修登録した大学院生は、講義内容についてさらに議論するために特別に設置された電子掲示板などを利用する。一般聴講者からは電子メールなどで意見を聞くことを検討している。

 ネット教育は、米国に先進事例が多く、マサチューセッツ工科大は、将来的にほとんどの講義内容をネットで公開するプロジェクトを進めている。国内では、信州大が四月にネット受講を中心とした「インターネット大学院」を開設するなどようやく動きがでてきた段階だ。

 浜田教授は「インターネットで講義を公開することで社会から反応を得ることができるそれを取り入れてさらに研究を発展させたい」と話している。

以上、引用

なお、同文章は、Web版の産経新聞「Sankei Web」でも紹介されました。
http://www.sankei.co.jp/news/020304/0304sha117.htmで公開

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日本経済新聞社 2002年3月5日  火曜日 朝刊35面
   

◎東大大学院情報学環は四日、インターネットを通じて修士課程の講義の一部を配信する実験サイト「iii online(アイアイアイ・オンライン)」を四月から開設すると発表した。

◎システム開発は文部科学省メディア教育開発センターが担当。単位取得を目的に履修登録した学生だけでなく、ADSLなどのブロードバンド(高速大容量)が利用できれば一般の人も自由に聴講することができる。

◎履修登録した大学院生は、講義内容についてさらに議論するために特別に設置された電子掲示板などを使用する。一般聴講者からは電子メールなどで意見を聞くことを検討している。

以上、引用

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共同通信社 2002年3月4日 月曜日
   

ネットで大学院講義公開 東大が実験サイト開設

東大大学院情報学環は四日、インターネットを通じて修士課程の講義の一部を配信する実験サイト「iii online(アイアイアイ・オンライン)」を四月から開設すると発表した。単位取得を目的に履修登録した学生だけでなく、ADSLなどのブロードバンド(高速ネット)が利用できれば一般の人も自由に聴講することができる。

 システム開発は文部科学省メディア教育開発センターが担当。サイトにアクセスすれば、浜田純一教授の「情報政策論」など四講義のビデオ録画と講義で使用した資料などを好きな時間に視聴できる。

 履修登録した大学院生は、講義内容についてさらに議論するために特別に設置された電子掲示板などを使用する。一般聴講者からは電子メールなどで意見を聞くことを検討している。

 ネット教育は米国に先進事例が多く、例えばマサチューセッツ工科大は、将来的にほとんどの講義内容をネットで無料公開するプロジェクトを進めている。

 国内ではブロードバンドの普及が出遅れたこともあって、信州大が四月にネット受講を中心にした「インターネット大学院」を開設するなどようやく動きが出てきた段階だ。

 浜田教授は「インターネットで講義を公開することで社会から反応を得ることができる。それを取り入れてさらに研究を発展させたい」と話している。
(了)☆

以上、引用

  
    

インプレス社 インターネットウォッチ 2002年3月4日 月曜日
   

東大、文部科学省と共同でeラーニングサイトの実験運用を開始
■URL
http://www.iii.u-tokyo.ac.jp/online/

 東京大学大学院情報学環・学際情報学府と文部科学省大学共同利用機関メディア教育開発センター(以下、NIME)は、4月より共同でeラーニングサイト「iii online」の実験運用を開始すると発表した。

 実験は、東京大学大学院学際情報学府に設けられる4つの授業を対象に行なわれる。対象授業を履修登録した大学院生は、eラーニング実験に参加することが可能となり、履修終了後は、単位取得できる。また、一般向けにも「著作権に触れない程度にできる限り」授業内容や資料をWeb上で公開するという。

 実験のインフラ面は、NIMEが開発・運用するポータルサイトを利用する。今回の実験では東大のみが対象だが、今後は他大学との連携なども配慮して設計された、分散性と拡張性の高いシステムを導入しているという。

 「iii online」では、主に忙しく時間の都合がつきにくい社会人を想定しており、現在の対面式の授業の補填として「eラーニング」を活用する。「eラーニング」の一環として、オンデマンドで講義ビデオを視聴することが可能となっており、また受講後の教授と生徒間のディスカッションの場の一例として、掲示板なども利用していくという。講義ビデオはブロードバンド専用の高帯域でエンコーディングされており、15分間隔で区切られている。今後は、大学間の相互運用と単位互換を目指し、複数の大学間での単位互換実験を検討しているという。また、教育効果の高いサイトを目指し、教育工学などの導入や、評価実験の結果を反映させたサイトの改善を行なっていく。

 東大情報学環の山内 祐平 助教授は「米国の例によると、このようなeラーニングは『一人で受講することから人との係わり合いが薄くなり、離脱率が高い』という。我々は、コーディネーターを設置し、授業毎に対面式授業とeラーニングの割合の変更や、掲示板等の利用によって相互情報交換性をあげることなどで、これらに対応していきたい」と語った。

http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2002/0304/iii.htmより引用

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毎日インタラクティヴ 2000年3月5日 火曜日
   

2002-03-05

■eラーニング実験/4月から東大大学院など

 東京大学大学院と文部科学省のメディア教育開発センターは、4月からeラーニングサイト「iii online(アイアイアイ・オンライン)」の実験運用を始めると発表した。大学院生向けに4講義をインターネットを通してビデオ・オン・デマンドで配信、授業の一部は学外者にも公開する。

 東大大学院情報学環と、文科省のメディア教育開発センターが、共同研究開発事業として実施する。東大大学院学際情報学府に設けられる「自然言語処理論」(辻井潤一教授)、「コミュニケーション・システム」(原島博教授)、「情報政策論」(濱田純一教授)、「メディア表現論」(水越伸助教授)の各授業の内容や資料などを1年間にわたって公開する。履修登録した大学院生は、単位の取得も可能。メディア教育開発センターは、専用のウェッブポータルサイトの開発、運用にあたる。

[iiiオンライン]
http://www.iii.u-tokyo.ac.jp/online/

[東京大学大学院情報学環]
http://www.iii.u-tokyo.ac.jp/

[メディア教育開発センター]
http://www.nime.ac.jp/

(太田 阿利佐)

http://www.mainichi.co.jp/digital/internet/200203/05/08.htmlより引用

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毎日インタラクティヴ デジタルトゥディ 2000年3月5日 火曜日
   

■東大大学院がeラーニングサイト

iii onlineのサイト

 東京大学大学院と文部科学省の「メディア教育開発センター」(坂元昂所長)は共同で4月から、eラーニングサイト「iii online 」(アイアイアイ・オンライン)で研究実験を始める。社会人が働きながら学べる環境を提供すると同時に、eラーニングを使いながら教育の質を保ち、学生の幅広い学習目的に応えるためには、どんな学習形態、教材、サポートシステムが有効かを研究する。さらに、全国の大学、海外の大学との連携の可能性を探っていく。

 このプロジェクトは4月に設置される新しい大学院組織の「情報学環」「学際情報学府」で行う。新年度は「自然言語処理論」「コミュニケーション・システム」「情報政策論」「メディア表現論」の4つの授業で授業のビデオやテキストなどを配信し、掲示板やテレビ会議システムなどを活用して、ディスカッションや質疑、ワークショップなどを展開する。

iii onlineについての発表

 学際情報学府ではポータルサイトを設け、「オンデマンドで講義ビデオを視聴できる」「双方向のディスカッションができる」「大学間での授業の交換や単位互換」「教材の管理や学習管理」などの機能を持たせる。メディア教育関連開発センターは、衛星通信を使う映像交換を柱とする大学間ネットワーク「スペース・コラボレーション・システム(SCS)」やメディア教材開発、学習素材のデータベース構築などの事業を行っており、これらの事業をeラーニングに生かし、大学連携の道を模索する。

 山内祐平・情報学環助教授は大学院のeラーニングの課題として(1)社会人に対応したサービス(2)きめ細やかなサポートの必要性B対面型授業との連携ーーを挙げる。

e大学連合をと語る坂元所長

 サポートについては、教育工学の知識を持つコーディネーターのグループが、それぞれの学生にふさわしいeラーニングの技術や学びの方法をコーディネートし、カウンセリングを行い、学習状況を見る。授業はeラーニングに特化するのでなく、eラーニングと対面授業、ディスカッションなどを組み合わせて教育効果を挙げる道を探る。山内助教授は「大学院の学習は答えのないことを一緒に考える。それが最先端の教育で、共同で問題解決をする学習が大半になる。そういう環境をeラーニングを使ってつくり、異領域の人たちの知的スパークが起きるような学習を狙っている」と話す。

 iii online は一般に教材を公開する。さらに複数の大学間で単位互換や国立大学間の教材配信ネットワークの構築などを行う。坂元昂・メディア教育開発センター所長は「メディアを使った高等教育のサポートをしていく。将来は全国を結ぶe大学連合、国際e大学連合に発展させたい」と意欲を語った。

iii onlineはhttp://www.iii.u-tokyo.ac.jp/online/

http://www.mainichi.co.jp/digital/e-learning/school/200203/05-1.htmlより引用

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朝日新聞 ASAHI.COM 2002年3月5日 火曜日
   

東京大学大学院で、ネットを使った教育の実験運用
社会人教育の充実に向けストリーミングや掲示板活用

 サイト上には、授業のリストなどが表示され、それぞれの映像データにアクセスできる。IDとパスワードを与えられた大学院生は掲示板なども利用できるようになる。
 東京大学大学院 情報学環・学際情報学府では、文部科学省メディア教育開発センターと共同で、インターネットを使った教育(e-lerning)の実験を4月から行うと3月4日に発表した。

 ウエブ上で授業をストリーミング配信するほか、掲示板などを使ったディスカッションも授業に取り入れていくという。実験は4つの授業で取り入れられ、学外の人でも一部のコンテンツを参照することはできる。

 記者発表でシステムを説明した情報学環学部長の濱田純一教授は、「社会人の参加も多い大学院で、新しいシステムを取り入れたい」と、実験の位置づけを説明。仕事の都合で授業に参加できない時などに、活用できるとメリットを強調したうえで、「一般にも公開されるコンテンツは大学院選びの参考としても利用してもらいたい」と語った。実際のシステム運営については山内祐介助教授から、授業の映像データを15分ごとに別ファイルにして、利用しやすくするなど、工夫をしていることの紹介があった。

 ただし、両氏とも授業のすべてをインターネットで済ませる予定はないといい、実際の授業とネットを使った情報のバランスを、実験で検討していくという。

 実験用サーバーをはじめとしたインフラを提供する文部科学省メディア教育開発センター坂元昴所長は、こうした企画が大学間でも行われ、「日本e−大学院連合」へと広がって行けば、と将来への期待を語った。

http://www.asahi.com/tech/apc/K2002030501123.htmlより引用

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MAINICHI INTERACTIVE 【情報とコンピュータ】 2002年3月11日 月曜日
   

東京大学大学院情報学環・学際情報学府と文部科学省の大学共同利用機関、メディア教育開発センター(坂元昂所長)は共同で、e−learningを行うサイト「iii online(アイアイアイ・オンライン)」の実験運用を始める。学生がウェブサイトにアクセスして講義を聴いたり、授業に参加したりする試みは、学部の授業では普及しつつあるが、大学院ではまだ少ない。将来は複数大学間で相互運用できるようにしたいという。

 同大の情報学環・学際情報学府は独立した大学院で、2001年4月に開設された。修士課程には社会人を対象にした「実践情報学コース」があり、「iii online」は、主にこのコースで学ぶ社会人学生向けに活用していく。

 社会人学生が研究を続けていくには、決まった時間にオンラインで学習したり、学校に来て講義を聴くという画一的なカリキュラムではなく、さまざまな方法を自由に組み合わせて授業に参加できることが必要だ。今回の試みでは、山内祐平・情報学環助教授が中心となって数人のグループを作り、学生の学習状況をモニタリングしたり、オンライン授業と対面授業を必要に応じて選べるようにコーディネートしていくという。

 授業は掲示板などディスカッションスペースと、ビデオ、テキスト形式の資料を組み合わせて行う。それぞれをどう使うかは、担当する教授の授業のやり方によって変わる。濱田純一教授(同学環長、情報政策論)の授業は、学生の発表に教授がコメントをすることで学生たちが問題点を引き出していくという形式をとっているので、授業をビデオで見直すことによって、学生は問題点を再構成し、学習を深めることができるという。

 メディア開発センターは、これまでスペースコラボレーションシステムなどで講義を提供してきたノウハウを活かして今回のシステム開発を行った。今後は、国立大学専用のネットワークを作ったり、より使いやすいようにサイトを改善していくほか、携帯端末を使って忙しい社会人を支援していきたいという。

http://www.mainichi.co.jp/life/kyoiku/edumail/archive/01/200203/11-02.htmlより引用

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週刊アスキー 2002年3月26日号 p30
   

対面授業との連携重視

東京大学と文部科学省 eラーニング実験開始

東京大学大学院情報学環・学際情報学府と文部科学省 大学共同利用機関 メディア教育開発センターは3月4日、eラーニングサイト「iii online(アイアイアイ・オンライン)」の実験運用を4月に開始すると発表した。ネットを利用した、働きながら勉強できる環境づくりなどを模索していく。

同学府は4月に「自然言語処理論」、「情報政策論」など4つの授業で実験を実施し、サイト上で対面授業やテキストをオンデマンドで配信。学生はこれをもとに掲示板などでディスカッションを行う。配信映像は、対面授業が中心だが、授業を一定時間ごとに分割したり、別の機会に行われたシンポジウムの映像を配信したり、といった工夫も盛り込む。

東京大学の山内助教授は「今回の実験は、学習方法の多様化が狙い。対面とeラーニングのメリットを生かした授業をしたい」と抱負を語った。

編集部/吉田智之

以上、引用

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その他のニュース
   

  • 東奥新報社 (2002年3月5日 火曜日)

  • 熊本日日新聞 (2002年3月4日 月曜日)
    http://kumanichi.com/news/kyodo/life/200203/20020304000294.htm
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  • 京都新聞 (2002年3月4日)
    http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2002mar/04/K20020304MKC2Z100000071.html
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  • 河北新報社 (2002年3月4日)
    http://www.kahoku.co.jp/news_s/20020304KIIATA60910.htm
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  • 神戸新聞 (2002年3月4日)

  • 四国新聞 (2002年3月4日)
    http://www.shikoku-np.co.jp/news/news.asp?id=20020304000354
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  •   


    NAKAHARA, Jun
    All Right Researved 1996-