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2007.1.1 10:53/ Jun

「整」える年

 明けましておめでとうございます!
 今年も、懲りずに乱筆・乱文続けます。
 どうぞよろしくお願いします。
 2007年元旦 中原 淳
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 それにしてもねぇ・・・嗚呼、もう1年がたったのですね。去年の1月1日がついこないだの出来事のようですね。
 一年前、つまりは、2006年1月1日、僕はこんなことを書いていました。毎年、その年のテーマを「1文字」で決めているのです。一年の計は元旦にあり、ということで、僕にとっては、恒例の行事です。
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 うーん、今年は何にしようかな、とずーっと年末から考えていたのですが、「紅白」が終わり、「行く年来る年」が放映される頃になって、一文字を思いつきました。
 「堅」
 です。「堅実」の「堅」です。今年はこれだろうな、という気がします。あのね、今年は「堅実」な研究知見を集める、少し研究にこだわる一年にしたいと思います。
 研究といっても、別に実験室に籠もるとか、そういうことがやりたいわけじゃないんだけど、「キチンとデータをとって、データからモノをいう研究」をやっていきたいと思うのですよね。で、堅実に集めたデータをもとに、大胆に発表するみたいな。
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 手前味噌ですが、これはおおむね達成できたのではないかと思います。まだ査読中のものも多いので、正確に言うと、「達成の途上にある」でしょうかね。
 教育研究・・・人を相手にする研究ですから、いろいろな制約があります。すべてキレイにババーンとできるわけじゃない。だけれども、いろいろな制約の中で、可能な限りデータは収集したし、それに基づいて多くの論文が執筆できたのではないかと思います。
 まぁ、でも、これはあれだね、一年で終わりになる目標というよりは、永年の目標ですね。引き続きということで、今年も頑張りましょう。
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 さて、2007年の「1字」ですが、いろいろ考えました。ここ2週間くらい、風呂に入るたびに考えていたのです。で、結論からいうと、この字にすることにしました。
 「整」
 「整える」の「整」。
 今年は、いったん、立ち止まり、自分の身辺を整理する年にしたいと思っています。
 ちょうど、いろいろな意味で節目になる年なのです。いったん、「切れる年」ですね。今年は、今後数年にかけて実施されるような新しいプロジェクトの立ち上げは、敢えてしない。
 それよりは、まず今までやってきたことに全力を傾け、ベストな成果をだして、finishを迎える。もうひとつは、少し基礎的な勉強がしたいと思います。
 大学で勤めるようになってから本当に思うことなのですが、やはり充電が必要です。このまま放電ばかりしていると、僕は、今でさえ「アホ」なのに、「ドアホ」になるのでは、という不安がどこかにあるのですね。CHARGEしても、アホは変わらんという話もあるけどさ。
 Anyway、ともかく。今年はCHARGEをめざします。そして、自分の身辺を整理する。落ち着いて、落ち着いてね。
 
 —
 うーん、これで決まった。
 やはり一年の計は元旦にありですね。なんか気持ちがひきしまるやね。昔の人はいいことを言うわ。
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 と・・・お茶をすすりながら、年賀状など見ていたら、隣では、愚息が、正月早々、「寝グソ」をしてます。ブリブリブリブリ、と。
 正月早々、朝っぱらから寝グソかよ!
 と、桜塚やっくん的ツッコミをかましたくなる衝動を抑え、静かに、コタツから出ます。
 嗚呼、カミサンは、もう既に正月早々、ハニワ顔で手乗りウンコになっています。カミサン自体が「手乗りウンコ」になっちゃったのではありませんよ。そんなシュールな状況は、正月早々、勘弁して欲しい。
 じゃなくて、彼女は、手のひらにウンコをのっけて、ハニワ顔になって、放心してる。嗚呼、朝っぱらからオイディプス的悲劇。はやくサポートに入らないと。
 Anyway、ともかく。
 本年もどうぞよろしくお願いします!

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