The Long & Winding Road - 2003/09

     


    
Blue sky at hawaii photo by Miwa

  


2003/09/30 備え

 なんだかこのところ「地震」の話題をよく聞く。「恐怖感」を煽ることで、よほど視聴率がとれるのか、テレビなどで特集番組がこれでもか、これでもかと組まれている。

 とかなんとか言って、マスコミ批判しているようで、そんな意図は全くない。実は、わたくし、この手の番組をかなり注意深く、興味をもって、よく見ていたりする。生まれ育った北海道旭川には地震があまりなかったせいか、実は、地震がとっても怖いのかもしれない。

 備えあれば憂いなし

 ということで、実は、ちょっと前の週末、カミサンと一緒に防災セットづくりを試みた。カンパン、ナイフ、懐中電灯、サンダル、カッパ、水で炊けるゴハン、など様々なお役立ちグッズを買ってきて、使っていないリュックにつめた。

 これで本当にサバイバルになるのかどうかは知らないけれど、まぁ、何もないよりはマシだろう。「備え」と「サバイバル」の間には、下記のような4つの場合があるが、今回の試みで、後悔度が大きいであろうケース1は免れることになる。

 1.何の備えもなく生き残れない
 2.何の備えもなく生き残る
 3.備えあって生き残れない
 4.備えあって生き残る

 リュックは、枕元にいつもおいてある。願わくば、これを背負って暗闇の東京を走りたくはない。


2003/09/29 シャケ食った

 先週は試練の日々でした。いろいろな人々の助けのおかげで、何とかかんとか、それを乗り越えることができました。本当にありがたいことです。というわけで、久しぶりに週末はゆっくりしました。眠れない日々が数日続いていたので、土曜日は、ドロのように死ぬほど寝た・・・ドロは寝るのか?

 日曜日は少しおでかけ。10月1日、実は、僕の誕生日なのですが、そのお祝いにというので、カミサンとお食事にでかけました。

 今回行ったのは、タイユバン・ロブションという恵比寿にあるレストラン。

  タイユバン・ロブション
  http://www.chateau.co.jp/

 とてもおいしゅうございました。僕はシャケを食べたのですが、外はこんがりと焼けているのに、中は生っぽいんだよね、でも、だからといって生臭くない。「なんということでしょう!」って感じだ、スバラシイ。

 シャケは、とてもよいリフレッシュの機会になりました...が、それにしても、誕生日ってことは、僕、また一つ歳をとるってことですの・・・1年1年、あっという間だよね・・・トホホ。


2003/09/24 FUJITSU ユニバーシティ

 先日、沼津にある富士通のコーポレートユニバーシティ「FUJITSU ユニバーシティ」に伺う機会を得ることができました。

 今回のご訪問の趣旨は、

1.富士通が実施しているコーポレートユニバーシティの概要を知ること
2.1においてテクノロジーがどのように活用されているかを知ること(NetCampus)
3.1において実施されている選抜教育の概要を知ること(Grobal Knowldge Institute)

 にありました。

 FUJITSU ユニバーシティ
 http://recruit.fujitsu.com/at-fujitsu/education/univa.html

 FUJITSU Netcampus
 http://recruit.fujitsu.com/at-fujitsu/education/campus.html

 Grobal Knowldge Institute
 http://recruit.fujitsu.com/at-fujitsu/education/gki.html

 当日は、グローバル・ナレッジ・インスティテュートの中心的教育プログラムがスタートした日で、秋草会長、野中郁次郎先生にもお逢いすることができました。

 今回の訪問では、とても貴重なお話を伺うことができました。お忙しいところ、我々の訪問を受け入れてくださった山村所長、加藤事業部長には、この場を借りて感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。


2003/09/23 メトロミニッツ

 都内営団地下鉄の主要な駅で配布しているフリーペーパーが、とてもオモシロい。
 名前をメトロミニッツという。先日、カミサンに紹介してもらった。

 メトロミニッツ
 http://www.metromin.net/

 なるほど、読んでみると、スバラシイ。テーマのオモシロさは言うにおよばず、写真もオシャレだし、レイアウトもかっこよい。これがフリーペーパーだとは、にわかに信じられない。数百円だったら、たぶん、僕は喜んでだすだろう。

 メトロミニッツが取り上げるのは、東京での生活が楽しくなるような記事である。
 たとえば、恵比寿ガーデンプレイスで薪能があるよ、だとか、台湾の飲茶専門店「ディンタイフォン」が都内に進出し、ステキな飲茶タイムが味わえるよ、だとか。

 編集方針はモノを取り扱うのではなく、コトなのだという(主:コト、従:モノ)。要するに、たとえモノを紹介するときであっても、それを出来事、として捕らえるというのかな。この編集方針、僕は激しく共感する。

 人生果てしなく長いものだとはと思っていたけど、どうも、それは違うらしい。最近、何度か、子どもにオジサンと言われてショックも受けた。でも、一度きりの人生、どうせ暮らすのだったら、ユカイに楽しく過ごしたい。オモシロイこと、ユカイなことを、余すところなく存分に経験したい。常にアンテナを高くかかげ、感度をあげて生きていきたい。

 メトロミニッツは、そんなアナタに最適なフリーペーパーだと思う。


2003/09/22 ラクーア

 先日、山内さんオススメのラクーアに行ってみた。

 ラクーア
 http://www.laqua.jp/

 ラクーアは後楽園、東京ドーム横にできた天然温泉。ひげそりから、整髪料まですべてのアメニティが用意されているので、手ぶらで行っても全然OK。

 3000円弱の入館料は「やや高」な気もするけれど、都心で何の用意もなしに温泉につかれるのだから、安いものか。ストレスがたまって、鍼灸院や病院のお世話になるくらいなら、それくらい安いものだ。

 今度行ったとき、11枚つづりの回数券、買うことにしよう。



2003/09/21 パルテノペ

 先日、「社会人大学院本」の執筆者の方々、編者の中嶋さんと、久しぶりに会い、楽しい時間を過ごした。

 会場は、イタリアにも留学の経験がある中嶋さんおすすめのナポリピッツアの店。ここは、世界に180店舗ほどしかないナポリピッツァ協会認定の店らしい。

 パルテノペ
 http://www.nisshinseifun.co.jp/gaisyoku/partenope.html

 このお店、本当においしかった。特に「いちじくと生ハム」、「トマトと水牛のモツアレラのピッツア」は感動した、いや、マジで。

 社会人大学院本の執筆者の方々、いつお逢いしても、本当にみんな忙しそうだが、その精力的な活動の姿をみて、僕もガンバらなければなーと思った。


2003/09/18 仕事に会社に殺されるな

 愛読雑誌「AERA」、今週の特集は考えさせられた。「仕事に会社に殺されるな」。幸い、僕自身がそのような憂き目にあっているわけではない。

 リストラが人がどんどん減っていく。30代で権限のない中間管理職に昇進し、かといって、もちろん雑務も減るわけではない。睡眠時間は、わずか数時間。いつのまにかパタリと倒れる、あるいは自分からその人生を閉じる。いずれにしても、幕引きはあっけない。

 もちろん、そんなに頑張ったからといって、給料が上がるわけではない。ヨノナカで騒がれているとおり、日本のサラリーマンの年収は、平均以下はどんどんとさがり、上位5%だけが高収入を維持するという2極分化がドンドンと進行している。

 仕事に会社に殺されるな。
 「もう立ち止まれない」、それは誰もが承知だ。
 しかし、「死んだら立ち止まることすらできない」。


2003/09/17 お客様

 今日の研究室へのお客様は、「eラーニングの常識」を執筆した森田くん。

 森田正康(2002)eラーニングの常識. 朝日新聞社, 東京

 彼が主導して、これからNPOをつくるとのことで、その相談。坂元所長と面会、昼食。話題は、学習コンテンツのクオリティと評価をどのように進めるか、ということ。

 昼から打ち合わせ×2。ふと気づいたら、ハイバネーション状態になっている自分に気づいた・・・でも、ハイバネ状態でも、なぜかポイントポイントで意見を言っている。大人になったのだろうか、僕も。

 午後3時、教育家庭新聞の西田さんから取材。1) NECC2003に参加したこと、2)No child left behindの現場へのインパクト、3)高等教育におけるeラーニングの現状などを話す。つい話が長くなってしまった。

 帰り、駅でAERAを買った。


2003/09/16 デザイン

 ID(Instructional Design)の研究会に参加するため、青山学院大学へ。先日、佐伯先生@青山学院大学からお誘いがあり、研究会で、話題提供をすることになった。

 懸案事項は下記のとおりである。

 1) 大学教育にとって、今、必要なデザインとは何か?
 2) それはインストラクショナルデザインと同じか?
 3) 1)で必要なデザインがインストラクショナルデザインと異なる場合、それは何か?

 いやー、かかげられているお題はディープだ、ガクガク。

 インストラクショナルデザインに関しては、本で読む以上のことを知らない僕であるが、しかし、「大学教育とeラーニング」に関する限りは、ホンのスコシだけ一言いいたいことがある。浅はかでゴメンナサイって感じだが、そういう願いをベースにして、これまで、いろいろ研究開発してきたツモリである。

 今日は、そうした願いをベースにお話しできればな、と思っている。

 しかし、ミッション系の私立大学を訪問するのって緊張するな、なぜか。何にもしてないのに、守衛さんに呼び止められそうに思ってしまうのは僕だけか?


2003/09/15 夢酒みずき

 先日、高校時代の友人、カモちゃんと東京で逢って久しぶりに飲んだ。

 彼は食品会社の研究開発部門(静岡に研究所がある)に勤務していて、このたび、幕張で開催される「分析機」のワークショップに出席するため、上京したとのこと。現在の研究テーマは、大豆の中に含まれるイソフラボンらしい。

 彼と今回行ったお店、大変よかったので、ここでも紹介。お店の名前は「夢酒みずき」。

 夢酒みずき
 http://r.gnavi.co.jp/g107800/

 このお店、本格的な焼酎のお店で、<サライ>とか<日経おとなのOFF>とかに、何回か紹介されていたのをチェックしていました。是非、一度行ってみたいと思っていたのです。この日は、「魔王」「爆弾ハナタレ」「村尾」「田倉」「桜」とかをシバイてみた。

 「焼酎といえば、高校の打ち上げとかは、オレンジジュースに「大五郎」とか割って飲んだよな」

 なんて話しながら、チビリチビリと飲んでいたら、久しぶりの会話に花が咲いて、随分、飲み過ぎてしまった。

 また来いよ!、次は何を飲みに行く?


2003/09/13 はてなアンテナ

 便利だねー、このWeb。

 数ヶ月前に人づてに聞いて使い始めたんだけどね、更新情報を知りたいWebのURLを登録しておくと、更新があったときにメールで知らせてくれる。また、携帯電話からもアクセスできる。

 はてなアンテナ
 http://a.hatena.ne.jp/

 利用は無料です。利用登録さえすればよい。自分の「アンテナ」をもったら、是非、以下をクリックしてみて。そうすると、この日記の更新情報がいつでもあなたのもとに。

 自分の「アンテナ」に中原のトップページを登録する
 http://a.hatena.ne.jp/append?http://www.nakahara-lab.net/index.html

 そうそう、そういえば、日本教育工学会の飲み会、お店が貸し切り状態になりました。もうそろそろ正式に募集を停止しますので、お早めに。あと2日!、15日で募集停止です。


2003/09/12 Educe Technologies

 数ヶ月前から設立準備していた特定非営利法人 Educe Technologies(エデュース・テクノロジーズ)の第一回理事会が昨日開かれた。

 Educe Technologiesは、ぶっちゃけていうと、「教育工学や学習科学の知見を応用し、ドキドキワクワクの学び環境をつくりだすこと」ことを目的としたNPOである。この目的を達成するための研究や調査なども行っていこうとしている。

 メンバーには、教育工学、情報学などの若手研究者、企業の方々が参加している。山内さんが代表理事で、僕が副代表理事をつとめる。理事会終了後、山内さん、佐倉先生@東京大学、西森さん、朝河さん、町野さん@ソシオエンジンアソシエイツ、中原で飲みに行った。

 Educe Technologiesはできた。さて、どんなオモロイこと、生み出せるだろうか。


2003/09/07 アナタの中に目指す学習者の姿はありますか?

 NIMEの研修2日目。今日は、「eラーニングで英語を学ぶ」がテーマ。午前中は、各大学で実施されている実践事例を、先生方にご発表いただきました。僕は座長でした、ヘタクソな司会でスイマセン。

 午前中のセッションでは、下記のようなご発表をいただきました。

 Listen to me(千葉大学 高橋秀夫先生)

 People's century(BBCドキュメンタリーシリーズ)
 東京大学 鈴木英夫先生

 SVIC(Sony Vector Interactive Communication)
 早稲田大学 保崎則雄先生

 Global English
 愛知淑徳大学 松本青也先生

 CASEC
 関西国際大学 野澤健先生

 全体的な感想としては、どこの大学でも英語教育に苦心しておられるんだなーと、いろいろと考えさせられました。どのご発表も大変オモシロかったです。

 個人的に興味を持ったのは、保崎先生のご発表の中で、こんな話がでてきたことです。

英語教育での問題のひとつは、英語教師の方が英語教育の哲学をもっていないことです。英語を教えて、学習者がどんな姿になって欲しいのか、どういう学習者をつくりたいのか、そういうことを具体的に言えないことが問題です。TOEICで点数とれればいいのか、単語・熟語を覚えてるのがよいのか、外国人と話すことができればよいのか、どれなんですか?ってことです。哲学のない英語教師は、そこでブレます。そういう教師がやる英語教育はどこかピントのボケたものになって、いつまでやっても効果があがらないということになるのです。

 全く同感です、激しく同感です。これまで、いろいろな教育プログラム開発のお手伝いをしてきましたが、保崎先生がおっしゃったようなことは、何度も何度も、繰り返し繰り返し、感じてきました。

 「教師に哲学がない」
 =「目指すべき学習者の姿が見えない」
 =「何がゴールか、その教師自身もわからない」

 ということになります。ということは、どういうことになるかっていうと、その教師自身、いつまでたってもゴールを迎えることができないんですね。なぜなら、どういう学習が求めるモノなのかが、いつまでたっても決められないから。人の意見によって常にブレまくるから、何をやりたいんだか、最後にはわからなくなっちゃう。

 で、ごった煮にしてしまいがちなのです。「ワタシの実践には、あらゆる教育目標がつまっています。」あるいは、何も決めないで、括弧付きの「子ども中心主義」を主張するかしちゃいがちです。「教育実践とは、子どもから目的がでてくるまで教師は待たなければならないのです」と言っちゃう。この2つ、全く逆の方向を向いているようで、実は同じことの裏返しですね。どちらも「決断できない」ということです。

 東にいいものがあると聞けば、その方法を試し、西にいい物ができたと聞けば、またとびつく。東に西にブレまくるわけです。でも、じっくり腰を落ち着けて教育を作り込もうとしないので、あまり効果の高いものをつくることはできません。ですので、常に不満を抱えることになります。

 ワタシがこんなにやっているのに、どうして学習者はついてこないのだ!
 ワタシがこんなに努力しているのに、学習の成果があがらないのはなぜだ!
 ワタシが理想とする実践を支えるシステムがないために、学習の成果があがらないのだ!
 ワタシがこんなに努力しているのに、認められないのは社会のせいだ!

 多くの場合、そういう不満は、「学習者のせい」とか「システムのせい」とか「社会のせい」とかにされちゃうんのね。いつまでたっても、「不機嫌」なのですね。

 自分のゴールとするような学習者の姿が、いつまでたっても見られずに、いつも不満をもっているアナタ。もしかすると、その不満の原因は、アナタの中に「求める学習者像がない」ためかもしれませんよ。


2003/09/06 真奈のボストン日記

 先日ボストンに在研で旅立った田口さんの日記を発見した。

 真奈のボストン日記
 http://www.nime.ac.jp/cgi-bin/mana/manadiary/index.html

 タイトル、ベタやなー(笑)

 ともかく、精力的にご活躍のご様子、何よりです。それにしてもさ、あと数ヶ月後には、これが我が身かと思うと、なんだか意味もなく、ドキドキしてくるわ。血圧あがるで、しかし。

 それはいいとして、この日記、CGIだよなー。田口さんがセットしたのかな・・・まぁいいや。ともかく、田口さん、頑張ってください&達者でねー、アディオース。

 おっと、そろそろ、風呂入って、イエでなければ。今日はNIMEの研修、清泉女子大学で講演。外暑そうだなー、でもジャケット着なアカンやろなー。


2003/09/04 exCampusのサポート

 exCampusのソースコード(プログラム)が公開されて早いモノで数ヶ月。ちらほらですが、そのソースコードを使って、「ネットワーク上の学習環境」をつくってみました、という話をお聞きするようになりました。プロジェクトを進めていたものとして、これ以上、嬉しいおコトバはないですね。

 先日、僕と同期の寺嶋君@京都外国語大学のWeb日記を見ていたら、寺嶋君もトライしてくれたそうで・・・ありがとう&お疲れ様でした。

 寺嶋くんのページ
 http://tera.cside.com/index.html
 http://tera.cside.com/diary/a-nikki/a-nikki.cgi

 貴重な週末、サーバ構築に苦闘なさったところを拝見しますと、もっとドキュメントを用意せなな、とか、ユーザーのメーリングリストみたいなのも立ち上げなければならないな、と切に思いました。

 サポートだよなー。


2003/09/03 動き、語り、遊び、さらに学べ

 学ぶことは何かを我慢することではありません。学ぶことはどこでも起こっている。それはごくごくアタリマエの出来事なのです。

 あなたの今日にも学びがあり、僕の明日にも学びがある。
 
 流行語?だからか何なのか知りませんが、最近、「ユビキタスな学習環境」とかいうコトバをよく聞きます。いいえ、違うんです、誤解しないでください、もともと学びはユビキタスなのです。それに、あなたは気づいてないかもしれませんが、ここあそこ、どこにでもそいつはあるのです。

 さらに、ハッと目がさめるようなユカイなクワダテに、自分から参加していこうとするとき、自分から動きをつくりだしているときには、「なるほどね!、ふむふむ、といった具合に納得のいく学び」が、より多く含まれているような気がしてなりません。

 そういうユカイな出来事は、多様な社会的背景をもった人々のもとに自ら出かけていき、語り合い、何かの事柄をオモシロがっているときであることが多いようにも思います。

 うちの家訓のひとつです。
 
 動き、語り、遊び、さらに学べ


2003/09/02 近況

 企業内教育本は取材先交渉中。先日、外資系ITソフトウェア会社に北村さん、松田さんと訪問。国内IT系企業も打診中。出版社を訪問予定。

 望月君プロジェクトi-beeは、バグ取りをほとんど完了。先日、打ち合わせのため、兵庫教育大学の永田さんを訪問。とっても密度の濃い打ち合わせをすることができた。お忙しいところ、永田さん、ありがとうございました。

 原稿関係は、教育工学会の雑誌論文を修正し、再投稿。「情報ネットワークの教育工学」の初稿を送付。とりあえずホッとしたが、まだまだたまっている・・・。

 この夏3ヶ月間、NIMEに客員教授として滞在になっていらっしゃった宮川先生@MITが御帰国。在外研究員の制度で1年間ハーバード大学に行くことが決まっている田口さんも、ボストンへ。渡米まであと数ヶ月。自分も、そろそろ本気で用意をしなくてはならない。早速、フルブライト事務局とボストンの語学学校数校に連絡。宮川先生のお取りはからいで、僕は、宮川先生と、Center for Educational Computing Initiativesのラーマン先生の2名の教官から共同でInvitationをいただけることになった。ラーマン先生は、Open Course Wareの研究者側の最高責任者をおつとめになっている。ラーマン先生にご挨拶とお礼のメールをお送りした。

 exCampusの関係で、民間企業数社と打ち合わせ。exCampusを用いたビジネスを展開したいというお申し出。こちらとしては、非常にありがたい話である。企業同士が横の連絡をとるデベロッパーコミュニティ、ユーザーコミュニティをどこかにつくらなくてはならないな、と思い始める。この件に関しては、山内さん@東大と打ち合わせ。

 東京都石原都知事より、NPO法人Educe Technologiesの認可通知。早速山内さんと打ち合わせを行った。週明けには理事の方々にも正式にご連絡し、今後の事業計画をつめなければならない。

 eMateプロジェクトのため京都大学へ。メンバー全員が集まるのは久しぶり。有意義な打ち合わせを行うことができた。打ち合わせ終了後、宴会に参加。

 今月は僕にとって、大きな試練が待ち受けている。
 それでも人生は続く。


2003/09/01 マッサージ機が欲しい

 「ひどい肩こり」にずーっと悩まされている。僕の肩こり症状は、ヒドイなんてもんじゃない。腕があがらなくなるどころか、息苦しくなってしまうほどである。

 これまで、一生を「ひどい肩こり」におつきあいしてきたが、もうそろそろ我慢の限界にきたようだ。「くされ縁」なので完全に絶縁することはできぬことにしろ、もう少しおつきあいの頻度を低くしたい。

 そこで、このところマッサージ機を物色している。ビックカメラ、イトーヨーカドー、街を歩いていてマッサージ機を見つけると、必ず試用し、「もみ味」を試すことにしている。業界では、「パナソニック」の製品が一番有名だが、僕が一番気に入っているのは、ファミリー株式会社のものだ。ここの「もみ玉」はスゴイ、とってもいい仕事をする。

 ファミリー株式会社
 http://www.family-chair.co.jp/

 先日、山内さんとお昼を一緒にした際、マッサージ機の話になった。山内さんもマッサージ機をご所望とのことだったので、僕はファミリーのマッサージ機をオススメした。

 肝心の僕はいつマッサージ機を買うのか、ということだが、これは非常に悲しいオチがある。「へそくり様」を崩してご購入してもよいのだが、なんと、我が家にはマッサージ機をおく場所がない!

 肩こりには、今後もしばらく悩まされそうだ。


 NAKAHARA,Jun
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