The Long & Winding Road - 2001/12


2001/12/01 ホームパーティ

 先日、カミサンの友達をガシガシと呼んで、中原宅でホームパーティを開きました。みんなモノスゴク忙しいヒトタチなので、集まるのは大変だったが、なんとか予定があいました。この日のパーティは、たけしくんの就職祝いとかんちゃんの婚約祝いでした。たった数時間で、あけたワインは、なんと6本!みんな、よほど、ストレスがたまっていたのか、はたまた楽しかったのか、飲む飲む。いいことだ、いいことだ。

準備
 

  

   
 左の写真は、かんちゃん@JALスッチー、とカミサン。料理を準備しているところ。右の写真は、わたくし幸せ。できた料理をみんなで持っている。左から、かんちゃん、りえ@雑誌編集者、わたくしめ、あかね@全日空スッチー。
  

まだシラフ
 

  

   
 まだ飲んでいないから、みんな顔が白い。右の写真は、あかね。スッチースマイル。
  

かんちゃん、結婚
 

  

   
 左は、かんちゃんが結婚式用につくったというアルバムをみんなで見ているところ。かんちゃんの彼は、佐渡島で勉強中。かんちゃんは、来年4月に結婚します。新婚生活は、ニューヨークらしい。左の写真の男性は、りえの彼のたけしくん。
  

祝いのケーキ
 

  

   
 今日のパーティは、たけしくんが司法書士に合格したのと、かんちゃんの婚約祝いのため催されました。左はその祝いのケーキ。右の写真にちょっとだけうつっているのは、あかねの彼のダイスケくん@住商。
  

 この日は、結局午前1時にお開きになりました。カラオケにはいけなかった。次は行きたいね。僕は先日より中島みゆきに凝っているので、是非、それをご披露したかった。ここは、温存しておこう。


2001/12/02 ケンブリッジのエイミーさんにあう

 カミサンがかつてボストンでお世話になっていたエイミーさんから、僕が別件でメールをいただき、それが縁でお逢いすることになった。エイミーさんは、ケンブリッジ大学博士後期課程に在学しているが、RoboCup Junior Japanの福岡大会の副委員長とか、多方面で活躍なさっている。この日は、日本科学未来館で開かれているRobot Meme展に一緒にいくことになった。

ロボットたち
 

  

   
 ロボットミーム展では、JSTの北野共生システムプロジェクトのメンバーの方たちが何体かのロボットを出展していた。どうも、デザイン&ロボットの展覧会らしい。
  

エイミーさん
 

  

   
 左の写真は、ミーム展でエイミーさんが、展示の説明を求めているところ。このおじさん、どこかで見たことあるなーと思っていたら、東京芸術大学の藤幡先生だった。びっくり。
  

シンポジウム
 

  

   
 僕らが行った日には、ミーム展開催2日目ということで、シンポジウムが開催された。エイミーさんのおかげで、北野宏明さん@Sony Com. Lab.ともお話しすることができた。北野さんは、Webでみたら、ちょっと怖そうだったけど、とっても気さくな人だった。話もとってもオモシロイ方でした。
  

 というわけで、かなり楽しかった。北野さんには、僕らがやっているCreator's Studioの話もさせていただいたんだけど、北野さんはRoboCup Juniorとコラボレーション出来る可能性があるかも、と言ってくれた。嬉しかった。今後、うまくスキームがくめれば、いいなと思う。


2001/12/03 決意

 僕は「即決」が好きである。たとえば、服なんかを買うとき、僕は悩まない。これだっと思うものを数分で買ってしまう。人生の分岐点でも、今まで、それほど悩まずに決断してきた。

 はやいからといって、思慮のない決断をしているわけではない。即決の背後には、僕なりの理論や、僕なりの戦略や思惑を常にもって、決断しているつもりだ。もちろん、負けちゃうこともあるけど、勝算があってそうしている。実は、そういう計算には時間はかけているんだけど、決断を迫られる現場ではそれを既に済ましているので、「即決に見える」のである。計算高い、とも人にはよく言われる。

 先日、ある人たちと「人生の決断」について話した。お年頃だから、いろいろ悩むんだろう。でも、「どーしよかなー、これもいいなー」などと悩んでいるときっていうのは、だいたいにして、こたえは既にでていることが多い。それにどんな意味づけをしようとも、多くの場合、あなたの答えは既にでている。その答えを美しい言葉でごまかしてはいけない。

 あなたの答えは、もうそこにある。


2001/12/04 Project eX

 ホームページのアナウンスの部分にも書いてあるんだけど、Project eXがいよいよ始動した。先日、東京大学情報学環浜田学環長とメディア教育開発センター所長が会合を開いて、正式にプロジェクトがキックオフとなった。

 さっそく、今日から開発するシステムの仕様策定がはじまる。それほどオカネに余裕があるわけではないし、On-goingで開発を行いたいので、開発は気心のしれた西森氏と松河氏と僕で行う。今回の開発は、それほどハイテクを使うわけではないが、一番最初にキチンとデータベースを設計する必要があるので、気をつかううところも多い。東京大学の山内研究室の院生さんたちも、貢献してくれるみたいだ。ステキなバーチャル大学をつくれればいいなと思う。

 構想から数ヶ月たって、ようやくプロジェクトが立ち上がった。しかし、やるべきことは山積だ。これから経験するであろう矛盾や葛藤を思うと、気が遠くなるが、それは同時に楽しいことでもある。


2001/12/05 お遍路さん

 オモシロイページを紹介してもらった。秋元海十さんという人が、四国八十八ケ所のお遍路の旅をインターネットで実況中継するというものである。すべてを辿るには、約1,400km、50日間歩き続けなければならないらしい、このクソ寒いなか。

 http://www.mandala.ne.jp/88/

 僕には妹がいて、「ひとみ」と言うんだけど、彼女は今年就職浪人をしていて、数ヶ月前に、こんなことを言っていたことを思い出す。

にいちゃん、わたし今年、就職試験に落ちたら、四国88カ所を回るから、そのための、白装束と杖をプレゼントして!

 ネタとしては、かなりオモシロかったので、僕は「白装束でも、杖でも、クツでも、リュックでも何でも買ってやる」と言っていたのに、残念ながら(!?)彼女は就職試験に合格してしまった。でも、よいことだ、あー、よいことだ。

 就職は決まってしまったが、彼女には、是非、就職前に、「記念お遍路」をやってほしいと思っている。夢をあきらめないで。


2001/12/06 抵抗勢力

 小泉首相の改革が進行している。それが改革なのか、改悪なのかは後世の世代のみが知るとして、とにかく日本の政治システム・経済システムは今矛盾や葛藤のさなかにある。いたずらに、混乱を起こすことは慎まなければならぬが、今まで自明視され、問われずにきたアタリマエのことが問われるようになる。このことは健全であると思う。

 今日の日記の主題は、小泉改革について述べることではない。というよりも、小泉首相のレトリックの巧みさについてである。特に巧みなのは「抵抗勢力」という概念だ。

 抵抗勢力。ふだんは僕らの目に見えないが、確実に存在しているものを、首相はこの概念を用いて可視化した。すべてを可視化したのではない。何かを指示するコトバ、たとえば組織の名前は、すべてを可視化するが、決して首相はそうしなかった。敢えて「抵抗勢力」という曖昧なコトバを用いることによって、半分だけ可視化するのである。

 すべてを明らかにしてしまったら、我々はそれ以上の関心はもたない。半分だけ可視化しているからこそ、国民は、自ら「抵抗勢力がだれのことを指示しているのか」を探ろうとするのである。このようにして、抵抗勢力は、非常に強力なレトリックとして機能する。

 このレトリックは、最悪の場合にはファッショ的言論状況に荷担しかねないような強力さを同時にもつ。国民が自ら見つけだした抵抗勢力は、どこまでも国民の抵抗を受けることになる。

 流行語大賞では、そういうことは述べられないだろうが、僕はこのコトバに半分期待し、半分恐怖を感じる。


2001/12/09 納得研究会、最後の日

 納得研究会は、佐伯先生@青山学院大学が、東京大学教育学部にいらっしゃった頃、現場の先生と一緒に行っていた「教育実践者のための研究会」だ。研究会は月に一度開かれる。研究会では、持ち回りでメンバーが自分の実践を持ち寄り、全員に報告。その後、強烈なディスカッションを行っていた(ツマラナい発表をすると、佐伯先生が発表中に寝てしまうという意味においても強烈!)。

納得研究会、最後の日
 

   
 最後の日に集まった先生方。幼稚園の先生から大学の先生まで、いろいろな先生方の研究会でした。とても懐かしく、楽しい時間を過ごすことができました。
  

 研究会の発足は、18年前のこと。それからずっと中断することなく今日まで続いていた。僕も学部時代は参加して、現場の先生方とよく議論し、よくオサケを飲んだ。

 今日は納得研究会最後の日だった。いろいろあって、いったん研究会は終わることになったのだという。佐伯先生への感謝の意をこめて、メンバーが集まり表参道で宴会を行った。大阪大学大学院にいってからというもの、僕自身もしばらく納得研究会に参加していなかったので、久しぶりに皆さんの顔を見た。佐伯先生とはずいぶん話した。先生は、とっても上機嫌だった。

 表参道からの帰り道、学部時代の頃、納得研究会に参加していたときの頃を思い出した。納得研究会は教育学部4階の409で行われていた。コーヒーメーカーを準備するのは僕の役目だった。納得研究会の打ち上げは、いつも本郷の居酒屋「白糸」で行われた。吉岡さんはいつもポテトサラダとシオカラを頼んでいた。

 納得研究会で僕は様々なことを学んだ。納得研究会は終わるけど、そのことだけは忘れないようにしよう、そう思った。


2001/12/13 近況

 Project eXは「ざっくりシステム仕様」が決定。モックアップづくりに既にはいっている。16日には松河君が3日間NIME来訪。ここでいっきにつくれるといいですね。Webデザイナーに関しては交渉中。

 某社と同プロジェクトに関連するシステム開発の件で特許申請を行うこと決定。21日に特許申請にからむミーティング。

 先日、坂元所長よりメールをいただいた。ファンドの方もほぼ見通しが見えた。確定こないかな、はやく。

 

 先日、加藤先生@NIMEの創発的分業科研のミーティングがNIMEでひらかれた。創発的分業とは、

1. 参加者自身が分業を相互的にで組織化できる(分業の創発)
2. 参加者がお互いの仕事の状況をモニターできる(分業の維持)
3. 一度成立した分業でも再組織化きる(分業の再編)

をみたすような分業のあり方のこと。舟生さんが今後Webで稼働可能なアウェアネスシステムを構築するとのこと。加藤先生から、来年度、Project EXで使用することのオファーあり。

 この会議では、宮崎大学の山口さん、神戸大学の稲垣先生にお逢いした。別れ際に、山口さんに少しだけ最近思っていることを聞いてもらった、ごめんなさい。

 

 Project SCIOの方は、佳境。4つめのオンラインロボットコンテストが終了した。それにしても、子どもはトンデモナイロボットをつくるな。その創造力って、スゴイのかもね。ていうか、子どもの創造力がスゴイのではなくて、どんな人も皆創造力づいている!、それが欠けているように見える人(可視化されていない人)は、きっとそれがアタリマエに発揮できない場にいるということだ。

 Project SCIOの今後のことで、表参道の北野共生システムプロジェクトのオフィスをたずねる。とてもカッコヨイオフィスで、正直言ってびっくりした。話し合いでは、両方の立場とやりたいことをすりあわせ。本当にうまくいけばいいな、と思う。

 

 Project Sphereは、実証実験のため、200名分のID・Passwordの登録作業。死ぬかと思った。Lotus Domino、アンタには泣かされる。こちらの方は、今年度のNIMEの共同研究プロジェクトの一環になっているので、今年度中に何とか業績を残す必要あり。

 翻訳は、残り9ページ。適当にへーへーと訳しているが、まだまだ人に見せられるできじゃない。中学生の日本語訳みたいな部分が多々ある。これは、敢えてそうしている。とりあえず、作業のメドをつけたい。

 新幹線の車窓から外の看板を注視しても、そこに書いてある文字が読めないこと、よくある。
 何だかスゴイスピードでいろんなことが目の前を通り過ぎる。
 僕ったらちょっと疲れてる。


2001/12/14 ピープル

 小学校2年生から3年生くらいまで、僕はピープルにいっていました。当時、ピープルは、うちのイエからかなり離れたニチイという大型スーパーの屋上にあって、そこまではバスで通っていました。

 冬なんかはバスに揺られること行き帰り2時間。当時の僕は、ノリモノにめっぽう弱くって、よくクルマ酔いしてたから、それはそれで大変なことでした。

 ゲーゲーとバスの中で音が聞こえました。

 当時のピープルは、入学すると16級からはじまりました。進級試験が定期的にあります。9級まで進級すると、一応、すべての泳法はマスターしたことになって、その上には選手コースがありました。

 入学初日、僕の他には、タカハシくんっていう男の子と、イセダさんっていう女の子がいました。3人で、最初の課題「バタアシ」に取り組みました。

 だけど、なぜだか知らないけれど、イセダさんはすぐにバタアシができるようになり、どんどんと先の級に進級していきました。僕とタカハシくんは、なかなか「バタアシ」でOKがでなかった。「女には負けるよ」、二人で顔を見合わせたものです。

 それから16年たち・・・

 僕は同じピープル系のスポーツクラブに週に一度くらい通っています。今日は、本当に小さい子どもたちが、隣のレーンでバタアシしてました。彼らが泳いでいる様子は、おおよそ、泳いでいるというよりは、水とじゃれているといったほうがいいかもしれません。水の方も、彼らと喜んでじゃれているように見えました。

 僕は、泳いでいたんだろうか?

 遠い昔を思い出しました。


2001/12/16 レゴ的世界

 今日は、ちょっとワケあって、レゴのコミュニティを調べていた。

 http://yabe.mt.tama.hosei.ac.jp/yuki/kadai/index.html

 上はレゴ関係のリンク集なんだけど、これからたどっていったら、とってもオモシロイものを発見。なんと、レゴブロックでジオラマ&物語的世界をつくってしまうというもの。

 http://www5a.biglobe.ne.jp/~atumaru/lego_page.htm (お城モノ)
 http://member.nifty.ne.jp/hayase/lego/ (三国志)
 http://homepage1.nifty.com/fsparadise/main.html (街)
 http://www5b.biglobe.ne.jp/~mbsf/sword.htm (スターウォーズ)

 スゴイ、緻密すぎる。ここまでくると、名人芸ですね。レゴには、実は、レゴスタジオっていう商品があって、実は何を隠そう、うちにはこれがあるんだけどね。

 http://www.lego.com/eng/studios/default.asp

 これがなかなかムズカシイんです。何がムズカシイかっていうと、人形を使ってある場面をつくるっていうのが恐ろしく時間がかかるんですね。一度体験してみて、びっくりした。だから、お城とか三国志とか、スターウォーズとか、スゴイと思うわ。脱帽。


2001/12/19 9576日

 僕は非喫煙者になってから、もうはや3ヶ月。禁煙に際しては、ニコレットを使ったり、禁煙支援ソフトウェアを使ったりした。もう今となっては、レストランなどで喫煙席の方に行くのもイヤな感じになっている。この3ヶ月間、そしてこれからも僕はタバコを吸うことはもうないだろう。

 ところで禁煙支援ソフトウェアというのは、禁煙をはじめた日時をいれると、毎日、禁煙が何日続いているのかを教えてくれるソフトウェアだ。いうたら、励ましソフトウェアというのかな。で、今日、ふとしたおりに、なんの気なしにそのソフトウェアに僕が生まれた1975年10月1日を入力してみた。

 すると、僕が生まれてから9576日たっていることが判明。これにはびっくりした。そうか、9576日か。生まれてからずいぶんとたっているんだな。今日見た太陽は、9576回目の太陽になるのか。

  • http://kampo.go.jp/bio/ (ちなみにこのページでも生まれて何日たっているかがわかるよ)
  •  ちなみに、僕は2003年2月16日に生まれて10000日目を迎える。位が変わるときに、僕の中では何か変わるだろうか。


     NAKAHARA,Jun
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